「レンブラントのホメロス」

  

ヨーロッパ文学で二大叙事詩と言われているもがホメロスの「イリアス オデッセイ」と、ダンテの「神曲」である。

ホメロスは二度目読んでいるが、ダンテは中三の病気で一年寝ている時に長兄の本箱にあったのを読んだ記憶がある。しかし中身をまったく覚えていないのは少年の知性ではまだ無理だったからだろう。

あの一年は寝てばかりいたから読書家の長兄の本を理解できようとできまいと片っ端から読んだのだった。

ダンテの「神曲」は読まねばならない書物のトップで課題になっている。ゲーテの「ファウスト」もあらためて読みたい。今読めば少年時代に読んだものと違うりかいになるだろう。

もうひとつ死ぬまでに読まねばならないと思っているのは「旧約聖書」である。

ヨーロッパ美術でギリシャ ローマ神話 ホメロス、ダンテ、新約 旧約聖書だろう。古典絵画の主題のほとんどはこれらから取られている。

レンブラントの描いたホメロスの像が見つかったので載せておこう。レンブラントは深くホメロスに傾頭していたらしく僕の今読んでいるホメロスの本の扉にもホメロスの肖像を描いた油絵がある。レンブラントの主題には旧約聖書から得たものが多い。

もしも、古典絵画を美術館で見たとしても、それらの絵の主題がギリシャ神話や聖書を描いたものならば、その物語を知らねば本当の意味で鑑賞されないだろう。だから絵というものは見るものであり、読まれるものなのである。

ただ視覚的に美しいと言う見方だけでは、ルーブル美術館もきょろきょろ見回すだけのことだろう。

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